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大学院卒業後は、セラミック製造会社でプラント設計の仕事をしていました。しかし、ひとつの職場で頑張るのも悪くないけど、もっといろいろな分野を見てみたいと考えるようになったのです。自分の能力を活かしつつ、さまざまな分野・業種と関われる仕事…。それが弁理士だったわけです。

その後名古屋の特許事務所を経て、平成18年にこの事務所に入所しました。専門は、材料、化学、食品、機械など。当初の期待通り、扱う案件は分野から内容までさまざまで、ひとつとして同じものはありません。取りたいのはどんな権利で、そのポイントはどこなのか。難しい技術はもちろん、個性的な考え方の意図を汲み取りながら、わかりやすく簡潔に明細書を作成することが、苦労でもあり楽しさでもあります。だから、発明者や開発者との打合せには、充分な下準備をして臨みます。最低事項を理解しておかなければ先方に信頼していただけないし、踏み込んだ質問もできませんからね。
大企業の大きな権利に関わる仕事ももちろん楽しいですが、個人の発明家など、特許出願に慣れていないクライアントとの仕事にはまた違った楽しさがあるものです。特許制度の説明に始まって、技術や発明のポイントを探し(時には特許が取れそうな研究テーマのアドバイスなどもしながら)、何とか出願にこぎつける。「やっぱりすごいですね」と喜んでもらえるのは、とても嬉しいものです。

学生時代はワンダーフォーゲル部に所属し、山登りなどを楽しんだり、バイクで北海道をツーリングしたりしたものですが、最近のプライベートタイムはもっぱら読書。昨年までロースクールに通っていたこともあり、法律の専門書を読み漁っています。仕事帰りには小説も読みますね。気軽に楽しめるし、文章構成や表現などは明細書作成のヒントにもなりますから…って、やっぱり仕事のことを考えてる(笑)。もうお分かりのように、私の生活は仕事に支配されているんです。でも、それが全然苦にならないし、むしろ楽しくて仕方がないんですよ。